六本木の鉄パイプ落下死亡事故はなぜ起きた?

10月14日、マンションの大規模修繕工事に用いられる足場の解体作業中、足場部品の鉄パイプが落下してその下を歩行中の歩行者の方の頭部を直撃し亡くなるという大変痛ましい事故が発生しました。

落下したのは「下桟」(アンダーバー)といわれる部品。足場の交差筋交いが支柱に対して斜めに張られるのに対して、下桟は布板(足場)と水平に張られる部品です。棒の両端に留め具で支柱に連結する穴が付いています。普段はこの留め具が棒の両端2箇所を固定しているわけですから、事故発生時はこの留め具が2箇所ともはずれるという想定外の事態が発生したことになります。また、当時現場付近には従業員はいなかったということで、何かの拍子に突然下桟が落下したとも考えられます。

足場の点検については労働安全衛生法の施行規則が定めていますが、交差筋交いや下桟の設置を点検すべきことは規定されていても、留め具の設置を点検すべきことについてまでは記載されておらず、今後法の不備を指摘される可能性もあります。

建枠は一般社団法人仮設工業会の認定製品が使われていた可能性は高いですが、製品側に何らかの問題があったとすると安全な建枠の認定のありかたの問題に今後発展する可能性もあります。

現場より西側はちょうど足場の解体作業中で、何らかの点検漏れが発生していた可能性もあります。また、ちょうど足場の解体作業中であった関係で、現場の防護板(いわゆる朝顔)や防護用のメッシュシートの一部も取り外されていた状態で、悪い偶然が重なってしまいました。

原因と責任の所在は一体誰にあり、今後取るべき対策は一体何なのか、悲惨な事件を今後決して繰り返さないためにも今回の事件について徹底した事実の究明が待たれます。
 

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